14.サミー、ウィルスの姿を想像する

サミーとジーンが海から帰ってきてから何日かたった、ある日のことです。
いつものようにサミーはパソコンを使おうとしたのですが、なんだかパソコンの様子が変です。

別にこわれるようなことは何もしていません。
それなのによく意味の分からないメッセージが出てきて、それ以上先にはすすめないのです。

してはいけないこと(たとえばいきなりスイッチを切るとか!)をしてしまったことは何回かありましたが、 そんな時でもパソコンは全然平気でした。
ましてや最近はとても大切にパソコンを使っていましたから、こわれてしまうようなことは考えられません。

これはもしや、コンピュータウィルスというものだろうか?
と、サミーは考えました。そうだ、きっとそうに違いない。
でもウィルスって、いったいどんな物なのでしょう?

パソコンの中に入って悪いことをするわけですから、きっと見るからに狂暴そうな顔つきをしているに違いありません。
きっと、しっぽや耳もとんがっていて、パソコンをこわしてしまうのです。

だんだんイメージがふくらんできました。
そんな悪いやつが自分のパソコンの中にいるなんて、がまんできません。
サミーは意を決して、パソコンの中を調べてみる事にしました。

-第14回目を振り返る-

今回からのエピソードは、僕自身があまりパソコンが得意ではない、というところにアイディアがあったようです。今回初めてサミーはパソコンの不調を感じます。でも自分でどうにかするのは難しく…

そもそも最初の設定はジーンにやってもらったので、調子が悪くなっても自分でトラブルシューティングできないのです。でもコンピューターウィルスという言葉は知っていたので、サミーはその可能性を疑います。

1990年代後半、既に様々なウィルスがあったと思います。ウィルスソフトも色々ありました。サミーを連載していたのはFM-WORLDだったので、このエピソードには、何か「ウィルス対策は大事」と啓蒙するような意味合いがあったのかもしれません。

第14回目から第17回目までが1つのエピソードなのですが、このクールでねずみのサミーに欠かせない「ねずみみ以外のキャラクター」も登場します。しかし第14話の時点でそこまでお話ができていたか、今となっては謎ですね。