バンデットQ 21/12/4

おそらく劇場公開以来の観賞となる。いくつかの印象的な場面は鮮明に覚えているが、細かいディティールはかなり曖昧である。なんといっても30年前の映画だ。初見のような気持ちで観ることとなった。

いくつかの時代、歴史的な出来事、小人たち、少年…そうだこんな感じだったよと思い出す。時空を超えた泥棒の騒動と、それに巻き込まれた少年のお話なのである。はっきり覚えていたのはアガムメノン王に扮するショーンコネリーである。公開時、ショーン・コネリーはもう007のイメージから完全に脱却できていたように思う。劇場で彼の姿を見られるというのも、当時の楽しみだった。

小人たちは本当に個性的で、何かこう…体にハンディキャップがあるように見えない。体が小さいことが、この映画では単なる個性のように見える。これも映画の魔法なのだろうか。

時空を超えて、神も悪魔もジョークの種になる。こういう映画はあまりお目にかかれない。

ラストのショーン・コネリーのウィンクがキュートであった。