ロマンシング・ストーン 21/12/2

Amazonプライムでロマンシング・ストーンを観る。劇場公開された時観に行って、その後テレビ放映で、もしかしたら観ていたかもしれない。前からウォッチリストに入りっぱなしになっていた。

この映画で印象に残っていたのが、キャスリーン・ターナーの表情の変化だった。物語の冒頭ではいかにも地味で冴えない感じである。それがどうだろう。恋と冒険は女性を美しくする。マイケル・ダグラスと出会って、命懸けの冒険を続けるうちに、どんどん表情が変わってくる。

俳優だから当たり前ではあるが、最初と最後でがらりと顔つきが変わること、これも映画の魔法なのである。同じ時期のインディージョーンズと比べると、やや見せ場の作り込み感は違うが、こちらは文字通り「ロマンシング」が重要なテーマなのではなかろうか。冒険活劇のように見えて、実は大人のためのロマンチックなお伽話である。

キャスリーン・ターナーは現在、すっかりお姿が変わってしまったらしい。この映画のファンとしては、少し複雑な気持ちである。