何を観ようか迷って、何故かシンドバッドを観る。
イギリスに行った時、映画博物館のようなところでハリーハウゼンの回顧展のような催しがあった。撮影に使用された人形(と言って良いのか)は思っていたより少し大きかった記憶がある。
もう随分昔の映画ではあるが、デジタル合成のなかった時代に「一体これはどうやった撮影したのか?」という驚きがあったり、今観ても純粋に映画として面白いのである。
シンドバッドと骸骨兵士の戦いを観ていると、どういう段取りで合成したのか不思議で仕方がない。
今やこういったジャンルのお話は、映像の世界では残っていても、活字の世界では絶滅寸前なのではないかと思うのだ。ハヤカワ文庫では、まだヒロイックファンタジーというか、剣と魔法の世界を描いた作品はあるようだ。でも僕らが子供の頃読んでいた作品群の雰囲気とは違う。
E・R・バローズの小説を読みたくなった。