5月のプロトタイプ作成について。
ピンボールマシンに向かうサミー、これが5月のテーマであった。最初に漠然と描いたのはこんな感じである。何かきっかけがあったわけではなく、本当に何となく…であった。

学生時代、随分とゲームセンターに通った。一番やったのはゼビウスだったと思う。ゼビウスに飽きたら、たまにピンボールマシンで遊ぶこともあった。5月にどんなのを作ろうかと考えているうちに、ふとピンボールマシンのことを思い出した。
サミーの友人にロジャーというねずみがいる。彼はバー(1997版ではカフェ)を営んでいるが、そこにピンボールマシンが置いてある、という設定ではどうだろうか。
実際にピンボールをモデリングしてみると、形状はそれほど複雑にする必要はなく、むしろテクスチャ描きが大変であった。ネットで色々なピンボールマシンを調べてみたのだが、アメコミ調のイラストが必須なようである。

スーパーマンみたいなイラストにしたくて、下絵を描いてみたが、Illustratorでアメコミ調のイラストを描くスキルは僕にない。1997版サミーの絵を使って間に合わせることにする。

色々な日ボールマシンを見てみたが、本当に細かく描かれているのである。アメコミ絵師のスキルが欲しい…と思いつつ旧作サミーを貼り付ける。SUPERMOUSEのロゴはIllustratorで作る。

盤面用のテクスチャを描いて、いくつか3Dでパーツを付け足す。テクスチャ描きにだいぶ時間を取られてしまったので、ピンボールはここまでとなってしまった。サミーを置いて、背景とネオンサインのようなタイトルを合成して完成とした。

カメラの位置に悩んだのだが、ピンボールマシンは壁際に置かれるので、やはり背後か斜め後ろからだろう。ゲームをやっているうちに、集中のあまり周囲が見えなくなることがある。そういう状況である…という言い訳で周囲の作り込みは無くなってしまった。
いつかロジャーのバーはきちんと作りたい。