今週は寄り道…

昨年から使い始めたBlenderというアプリケーション。
これがなかなか難しい。機能があり過ぎるのだ。

少しでも慣れるため、簡単な物を作りながら勘所を探している感じである。初期ねずみのサミーで使っていたLINKSというアプリケーションも、相当時間をかけて修得したのだが、Blenderもある程度取り回せるようになるには、今年いっぱいかかるのでは?と思っている。今日はダイスを作ってUVマッピングの基本をお勉強する…

さらに時間があったので違う物も作ってみた。

板ポリゴンにディスプレイスマップとバンプマップをあてて地面を作り、アドオン機能で空を作る。ネットでR2-D2のモデルデータを探して、立たせてみる。

R2のモデルデータは「こんなクオリティの高いものが無償なのか」というぐらい細い作りであった。

本当であればサミーのモデルデータを完成させなければならないのだが、今週は少し別の方向からのお勉強となった。

ねぇサミー、君は一体どこにいるんだい?

ねずみのサミー、プロトタイプ作りは続く。
しかしこれがなかなか遅々として進まない。

大体作業できるのは休日である。FM-WORLDで連載してた頃は、毎日仕事としてサミーの絵を作っていた。日がな一日サミーのことばかり考えていれば良かったのである。今考えるとなんと贅沢なことだろう…

全てゼロからのスタートとなったので、もう一度モデルデータを作り、お話の背景を考えてみる。しかしなかなか気持ちが戻らない。若い頃のような感覚が戻ってこない。心の中の瑞々しさが消えてしまったのかねぇ…などと思ったり。

そうこうしながらも新しいCGソフトで少しずつ風景を作り始める。そして僕は色々なことを思い出すようになった。

ねずみのサミーは最初からかっちりと絵が浮かんで、それに向かって作っていたわけではない。うまく言えないが「サミーと相談しながら作る」ような感じだったのである。

プロトタイプを作りながら僕は「サミー?…君はこの25年間、どこにいたんだい?」と呟いていた。まったく僕を置いてどこに行っていたのか…

その答えの一つがこれであった。

いろんなところ…

とサミーが言ったような気がした。

プロトタイプ第一号誕生…

1月から悩んでいたサミーの目をどうするか。
一応問題解決できたのでプロトタイプ第一号をレンダリングする。

ねずみのサミー

オリジナルのサミーはメタボールを使っていた。
ツリー構造のクラスタにメタを紐づけて動かしていた記憶がある。
しかし当時使っていたCG製作のツールはもはやない…

今回はまずSculptrisでモデルデータを作ってBlenderに持ち込み、そこで目を付け足すこととした。

これはあくまでもプロトタイプである。
全体的なプロポーションもなんだか違うし、黒目が小さすぎだ。
毛並みもない…

しかし、まぁなんとか試作第一号完成なのでアップしておく。

それにしてもここまでくるのにすごい時間がかかってしまった。
そしてなかなか自分のイメージ通りにモデリングできず。
使っているCGソフトもまだまだ分かっていない。

道は険しいのであった。